久しぶりのブログ更新となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は、新年早々大変な震災があり、一か月以上経った今でも連日のように被害の報道がされています。
凄惨な被害現場の映像を見る度に、一日も早い復興を願うばかりです。
さて、去る2月6日、弊社主催で毎年行っている「大仙・仙北もち米生産協議会」が開催されました。
今年もお忙しい中、多くのもち米生産者の皆様に参加していただき誠にありがとうございました。
さっそく協議会の内容についてですが、会長の玉井公介様のご挨拶から始まり、弊社検査課小松より「令和5年産の検査結果について」お話させていただきました。
昨年は、大雨と猛暑の影響が大きく、もち米の検査結果も例年に比べて大変厳しいものとなりました。
具体的な数値データをもとに、等級が下がってしまった理由を取り上げ、特に「褐色米」に焦点を当てて、発生原因と対策についてご提案させていただきました。
後の質疑応答では、ご提案させていただいた対策商品についてのご質問もあり、皆さんの注目度の高さを感じました。
昨年褐色米を発生させてしまった方は、ぜひ、弊社店舗または担当営業までご連絡ください
その後、弊社農産物検査員5名が厳正な審査を行い決定した、もち米品質表彰が行われました。
最優秀賞に輝いたのは、当協議会の会長でもある玉井様(農事組合法人玉井屋 様)でした!おめでとうございます!
また、
優秀賞には株式会社壹味耕産 様
奨励賞には株式会社かける 様 が受賞されました!おめでとうございました!
(壹味耕産様、かける様は残念ながら諸事情によりご欠席でした)
受賞を逃してしまった皆様も含め、昨年は大変厳しい天候だったのにも関わらず、素晴らしい品質の玄米を出荷していただきありがとうございました!
続いて、弊社草薙より「令和6年産米について」お話させていただきました。
昨年の仙北地域のデータをもとに、播種の時期や分げつ期などをそれぞれの時期の状況を平年や前年と比較して、何が違ったのか、どう収穫に影響したのかを考察しました。
やはり、昨年は「高温」が大きな影響を与え、今後も「高温対策」が重要になってくると予想されます。
先日弊社で参加させていただいた研修会でも、高温障害対策について説明を受けました。
今までは、気候の変化に作物自身が対応できていましたが、昨年の様な気象条件だと作物が耐えられる範疇を越えてしまい障害が出てしまいました。
今後は、今まで以上に作物に寄り添った栽培をしていく必要があり、これまでつい作物の生育力に頼っておろそかになりがちだった「やって当たり前のこと」を見直していくことが、大切だというお話をお聞きしました。
今回のご提案でも、基本的なことである「土づくり」や「水管理」などに、「暑さ対策」の要素を加えることにより、今後の気象条件に対応していくことを勧めさせていただきました。
※草薙がお話した内容は、「2024営農情報【令和5年度総括編】」を元に補足説明させていただいたものです。最後に一部抜粋して掲載いたしますので是非ご覧ください
最後に弊社渡邉より「もち米の動向について」お話させていただきました。
最近のもち米需要の動向や価格についてなどお伝えしました。
また、生産者の皆様にもち米を生産していただくことのメリットを感じてもらえるように、弊社としましても価格設定や生産サポートを今後とも努力していくことを、重ねてお話させていただきました。
農業資材の高騰、厳しい気象条件、担い手不足など容易でない課題が年々増えておりますが、弊社一丸となってサポートさせていただきますので、何卒今後ともよろしくお願いいたします。
改めまして協議会へのご参加ありがとうございました!
2024営農情報【令和5年度総括編】